オックスフォード大学でのラテン語
オックスフォード大学では中世の時代、ラテン語が学者たちの言語として使用されていました。
13世紀のBalliol college ベリオール・カレッジの規則では、学者はラテン語を話さなければならならす、破った場合は学長が厳しく注意をする。それでも改めなければ、食事の際コモンテーブルに座ることは許されず、一人で食べなければならない。食事のサーブも最後にされる。と書いてあります。
現代のイメージのように、優美な表現のために使われるものではなく、仕事上の言語でした。
ラテン語は中世の時代においても、学問をする上でとても重要でした。ヨーロッパ中の関心を集めるには、ラテン語で書く必要があったということです。
ラテン語は動詞のdoひとつとっても、主語や時間により120もの変化をするそうです。それくらい習得に忍耐を要するラテン語を使っていたとは、驚きです。
また、学生たちは軽いノリでラテン語と母国語を混ぜながら、その地域独特の表現を使用することもあったようです。
今の日本人も英語を混ぜながら話すこともありますが、それと似ているのでしょうか、、😌😌
19世紀頃までは大学の試験の議論に使用することも、学生に求められていましたが、大学が現代化するにつれ、廃止されることとなりました。
ローマ・カトリック教会では、読み書きだけや、専門用語としては使われることもあったみたいです。
参考文献 THE UNIVERSITY OF OXFORD A NEW HISTORY. G.R.EVANS, 2010,
published by I.B.TAURIS.